2019年5月15日水曜日

「こころとからだのしくみ」の授業で高齢者体験をしました

「こころとからだのしくみ」の授業で高齢者体験をしました。
○横断歩道を渡ってイズミヤ(スーパー)まで行き、買い物をする
○エスカレーターを使って2回まで行き、堺市駅で京都までの運賃を路線表で探す
○自販機で飲み物を買って、エレベーターを使用して1階に戻る

『高齢者体験1』:円背(背中が丸くなり腰が曲がった状態)、白内障(視力の低下と視野が暗い)の体験
横断歩道を渡って、イズミヤに買い物に行きました。横断歩道では、腰が曲がって目線が上に行かないので、信号機が見えず、音と介助者を頼りにして渡りました。
イズミヤでは、高いところの品物は見えないので、買いたいものが探しにくく、手も届かないので介助者がいないと買いたいものが変えないという経験をしました。
また、こしと背中が痛くなって長く歩くのは難しいと感じました。歩いているうちに、胃が圧迫されるので気分が悪くなってしまいました。

『高齢者体験2』:視野狭窄(狭い範囲しか見えない)の体験
正面に来ないと物が見えないので周囲に人がいるのが分らず、よく人とぶつかりそうになりました。
平衡感覚が狂ってしまい、足元も見えにくいので、乗り物酔いのような気分になり楽しくない。
正面にある品物は見えるが、いちいち顔を動かして品物を探さないといけないので疲れる。
見えている範囲が狭いのと明るくないと見えないので、段差も分りにくく、外出したくなくなる。

『高齢者体験3』:片マヒ(右の手足のマヒ)と難聴の体験
身体が傾きやすいく、すばやい動きができないので、とにかく大変でした。
最初はスムースに歩けていましたが、途中から疲れてマヒ側の足がだんだん動きにくくなり、厚く野が遅くなってしまいました。
片手では、財布を開けたり小銭を取り出して、自販機で買い物ができず、介助者にお願いをしました。
難聴で音も聞こえにくく、後ろから何かいわれても気づかないことが、分りました。
とにかく疲れるので、早く帰りたくなりました。

*この体験から、身体の不調はこころまで影響していく事を学びました。このような体験での学びを、介護実習のなかで生かして、高齢者の方や障害者の方の理解を深めていきます。

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