2012年9月14日金曜日

2012年度 図書館週間、開催しました!

図書館週間

本学図書館では、毎年6月ごろに「図書館週間(図書館まつり)」を開催しています。
2012年度は、グリム童話誕生から200年にあたる年ということで、これをテーマに「図書館週間<今年は5/28-6/1>」を開催しました。


<企画1:グリム童話とグリムの木>
取り上げるにあたって、グリム童話のもとのおはなしはいったいどんなものなのか、を調べ、どうもこれが初版の話らしい・・・というもの〈KHMリスト〉と手元にある翻訳された絵本などのおはなしとが、どれに対応するか判別できるよう一覧表を作成しました。

KHMリストと翻訳された絵本などの対応一覧表 

これを基に閲覧室へ資料を展示し、より多くの方に知っていただくために、みなさんがグリム童話を読んでくれるごとに、どんどん成長していく「グリムの木」を図書館入口横に植えつけました。

グリムの木

この「グリムの木」は、グリム童話を読むごとに一覧表にカラーシールを貼るか、葉っぱに読んだ感想などを書いて貼り付けていくと、木が色鮮やかになっていく仕かけです。
いまは、全体の4分の1ほどが色づいています(2012.9.14現在)。
育成期間を次回おはなし会の12/13(木)昼休みとしているので、まだグリム童話をお読みでない方、ぜひ、1冊でも多くのグリム童話にふれて「グリムの木」を成長させてください。

<企画2:おはなし会の開催>
通常、図書館ではおはなし会を年に1回(12月)開催しています。
でも、せっかくグリム童話の絵本をPick upしてきたのだから・・・と、図書館週間中にも、おはなし会を開催することになりました。

読み手は、子ども福祉学科の教員3名。
読んだ絵本は『白雪姫と七人の小人たち』です。
作者の画がとても緻密で繊細で、かつ色彩豊かな絵本だったので、同じ書籍を複数用意し、数名ごとに近くで眺められるよう席を配置しました。

おはなし会(席の様子)

絵本の物語は、昼休みの限られた時間(20分)で読みきるには少し長かったため、前・後編になるようキリのよいところで区切り、2日にわたって読み進めました。
はなし始めと終わりに、特筆される描写や文章表現についての解説をしてもらったおかげで、ただ聞くだけよりいっそう深く物語に入り込むことができたように思います。
(参加者のなかにはお話の真実が怖すぎて、美しい印象のままのグリム童話がよい・・・とおっしゃる方もいました・・・真実とは美しくも恐ろしいものなのですね)

おはなし会(全体の様子)


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