2014年5月26日月曜日

音楽療法を体験しました(介護福祉学科)

【介護福祉学科 鴻上ゼミ学生Report】
 2014年5月18日(土) 堺市南区御池台にあります「社会福祉法人朋和会特別養護老人ホーム年輪」にお邪魔させていただきました。「年輪」は、泉北地域の緑豊かな所にあり、運動会も近いとのことで、園庭には万国旗が張っていました。私たち鴻上ゼミの学生は、ここで音楽療法のプログラムをご利用者の方と一緒に体験させていただきました。


○ 私の音楽療法に対する以前のイメージは、“ただ音楽を聴いたり、音楽に合わせて手拍子をしたり歌を歌ったりするようなもの...”でした。しかし、この度実際に音楽療法を見学してみると、非常に活動的で、道具も楽器だけではなく、柔らかい布や鳴子を使ったりと、曲や運動にあわせたものを使っていて、とても驚きました。セラピストは、音楽療法中準備していた曲だけではなく、利用者の方に出身地にちなんだ曲を歌うなどもされていた。音楽セラピストには豊富な知識が求められるのだと感じました。
 なかなか口を開いてもらえず、私の問いかけにも応えて下さらない利用者の方も、いざ歌が聞こえてくると、突然歌を口ずさまれたので驚きました。介護は、ほんとにいろいろな発見のある、やりがいのある仕事だなと、改めて感じました。【西山香菜】

○ 私たちが中央でいろいろな動きをしているとき、無表情だった方が私たちの動きをずっと見ていてくれたり、体を少し動かしていたりと何らかの反応がありました。聞いたり見たりして感じてくれているのだな、と感じました。
 また、寝たきりの方や動くことが辛そうな利用者の方も、リズムにのって身体を動かそうとしているのを見て、すごく感動しました。【芹川美紀】


○ 音楽療法が音楽を使ったレクリエーションとは違っている一番のポイントは、音楽療法が確立された理論に基づいて実践されているという点にあると感じました。音楽には音楽を使ったアセスメントや、コミュニケーションツールとしての音楽があります。また、非言語メッセージとして演奏したり、自然と身体が動いてしまう音や楽器の活用があるなど、音楽と一括りに言っても様々な使い方があり、そうして引き出せた情報は日常生活にも還元していける部分があるのだろうと思いました。
 音楽で一時的に心身の安らぎを得たり、楽しさの共有を行うだけではありません。音楽でアセスメントした内容がその人の今後の日常にどう影響し、またその人らしい音楽の更なるアセスメントに繋げていくこともできる。とても奥が深く、介護福祉士としても参考にしたい所が多々ありました。【川原祐司】


○ ホールには50名ほどの利用者の方が、杖や歩行器、車椅子で集まってこられました。セラピストの方が挨拶をされた後、自然に歌や曲が流れ、手足を使ったり、様々な音楽や道具を使用しながらプログラムが進行していきました。
 合間に参加されている利用者の方に、歌を歌うことや手足(五感)を使うことの効果についてわかりやすく説明されておられました(利用者の方は、説明を聞くことにより、より意欲的になられているようにも見えました)。
 一番印象的だったことは、この音楽療法のプログラムが、あまり構えることなく自然な雰囲気で始まったことです。後に先生(セラピスト)に聞くと「利用者の方は、いつ始めてもいいし、いつ終わってもいい。無理じいはしない」ということでした。途中、利用者の方と手を繋いだりしながら一緒に歌ったり太鼓をたたいたりする場面でも、先生(セラピスト)は常に「無理しなくていいですよ」と声をかけられていました。今回学んだことを、是非次の実習に活かしてみたいです。【矢島重子】

○ 音楽療法の先生(セラピスト)からは、「音楽療法は、集団の中に入り音楽を楽しみ、音楽に合わせて体を少しでも動かすことに意味がある」と教えていただきました。「できる、できない」ではなく、少しでも参加し、一つのもの(場)を作るということが大事であると学びました。【谷川義起】


(プログラム終了後、音楽セラピストの東田和子先生からご指導いただきました。)


 最後に、東田和子先生(中央)と本日のアシスタント松岡登志子さん(右から3人目)と共に記念撮影!東田先生、松岡さん、そしてこの日のためにいろいろとご配慮いただきました、特別養護老人ホーム年輪橋本施設長、松村部長、どうもありがとうございました!(参加学生一同)

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